Me の感想

日記代わり

生きるためにやってる仕事でしぬという件

先日ひさしぶりに会った友人が軽くしんでた。

厳密に言うと、体力的にも精神的にもめちゃくちゃ疲れてた。なんでも転職先の会社でまかされた仕事の量が半端なく、ほぼ毎日のように退社は22時過ぎ。あまりのハードさに土日に何もする気が起きず、趣味で続けていたダンス教室やジムにも、もう全然行ってないと言う。

こういう話を聞くたびに、「ひとはなんのために働くのか」ということについて考えてしまう。だって、ひとが働く目的のひとつは、「生きる糧を得るため」だと思うんだけど、生きるためにやってる仕事で結果こころやカラダが「しぬ」んだったら、もうそれは生きるためにやってはいけないことなんじゃないかとすら思うんだよね。

もちろん、たくさん働いたぶんお金はたくさん入るのかもしれないけど、土日の休日に何もする気が起きないぐらい疲れているんだったら、そのたくさんのお金はいつ使うんだろう、とか、そういうことも思ったりする。

だから、無責任と言われるのを承知で、仕事で軽くしんでるひとには「そんなに無理しなくてもいいんじゃない」と、辞める選択肢もあるってことを示唆するんだけど。でもみんな結構まじめだからさ、「辞めたら会社に迷惑がかかる」とか言うんだよね。責任感がすごく強いんだよね。あとはまあ、辞めることへの不安とか、プライドとか世間体とかも、もちろんあると思うんだけど。でもさ、そんなふうに、あなたが会社のことを考えている、その同じ熱量で、会社もあなたのことを考えているのかな?って思う。

仕事はお金を得る手段のひとつなので、仕事をやめる=お金がなくなる、という不安は誰しも持っていると思うんだけど。

でも、お金がないことよりも、やりたいことがない、あるいは、やりたいことをやる気力がないことのほうが生きていてつらいと思うんだよね。だから、仕事で疲れすぎて楽しいことですらやるエネルギーがなくなっちゃったら、それは、つらい生き方のほうへ進んでしまっているんじゃないのかな、と思う。